ブルーの日常ブログ

文学、音楽、美術、映画を中心に幅広く書いていきます。

映画「首」について

北野武監督作品「首」を見てきました

 

レーティングのR15の理由はわかる気がします。頭がバンバン落ちるし、性的な点も確かにアダルティだと思います笑笑。タイトル通り首がめちゃくちゃ出てきます

 

冒頭の切られた首の中からカニ?が出てくるシーンは少し鳥肌でした。あとは構成が独特で今までにない感じでしたね

 

内容としてはシリアスで残酷で裏切り合いの連続ですが、束の間の北野監督らしい笑いもあって非常に均衡の取れた作品だと思いますし、ダレることなく見れた気がします

 

最後はえっ、そこで終わんのってポカーンでした笑。独特な感じです

 

全体的に傑作とまではいかなくてもアウトレイジらしさ全開の北野映画を見れて気がします

お馴染みのキャストもいますしね

埼玉県立近代美術館「イン・ビトウィーン」に行ってきた

埼玉県立近代美術館北浦和駅近くの公園内にある美術館。

今回初めて行ったけど、外観から美しく、幾つかの線からなる立派な建物でした。

 

今回のイン・ビトゥイーンのチケットを買うとコレクション展も無料で見れるとのことでしたので見てきましたが、今回は割愛します。

 

さて、今回の展覧会ですが、まずとても空いていたのでじっくりと眺めることができたのが良かった。いつも人がいると焦って集中できない時もあったので嬉しかったですね。

 

境界をテーマにした展覧会で、それらに関する思考、想像を映像や絵に表現された作品たちが展示されています。その中でも早瀬さんのデペイズマン、形而上派的な絵画がすごく好きです。不安を煽るものであったり、逆に生命感に溢れる作品まで様々な感性が表現されていました。

 

みんな東京の展覧会に集中するので、ここは空いているのでおすすめの展覧会です。

 

素晴らしいものに触れられました。

 

 

映画「ゴジラ-1.0」について

現在公開中の映画、ゴジラ-1.0を見てきましたので、その感想などを少し。

 

結論から言いますと、細かで丁寧な作り込みで、最後までほぼダレることなく、すごい映画を見たなというのが正直な感想です。素晴らしいものを見せられたなと。

 

具体的には怪獣映画の怖さ、迫力、パニック映画としての残酷さ、戦いを描くCGの素晴らしさと、

 

戦後の日本という復興の中での人間ドラマの丁寧な作り込みに敬服しました。

 

あとは主人公である神木さんの演技も真に迫るものを感じましたし、他の人の演技も変にくさくなく程よいと思いました。そして永遠の0の監督さんなので、戦闘機や戦艦などの戦いも迫力があって圧巻でしたね。

 

ゴジラというテーマはありますが、人と人とのつながり、生きることがもっと大きなテーマを持っていて、素晴らしい映画でした。

映画「ドミノ」について

映画ドミノを観てきました。結論から言うと、もうなんでもありの、はちゃめちゃ映画でしたね。悪い意味では無いです。最後まで楽しめた映画でしたね。

 

確か90分くらいだと思いますので、長すぎ短すぎず。

 

どこからが現実で夢なのか。これがまさに主題でしたね。途中からは全て疑って見てました笑登場人物や現象から色々、、

 

最終的に大きなどんでん返しを受けるわけですが、1番気になるのは最後。

 

敵の首謀者を倒したと思っていたら、仲間と入れ替わっていて、生きていたという衝撃のラスト。

 

これから主人公を倒しに行くのでしょう笑笑、続編はあるかわかりませんが

 

 

ローマ展と東京都美術館のレストラン

9月にはなるが、ローマ展に行ってきました。東京都美術館でやっている特別展ですね。

 

特に、彫刻作品が多く美しさに見惚れてしまいましたね。特に、皇帝の頭像や足はかなりデカく、目玉の一つだったんじゃないでしょうか。初めてあの大きさの彫刻を見たので度肝をぬかれましたね。

 

あとはヴィーナス像。特別に展示スペースを設けただけあって、繊細な表現を360度見ることができたのは良かった。

 

展示を見た後は初めてミューズというレストランに行きました。東京都美術館には3つレストランがあるのですが、その中で中間クラスのレストランに行き、ステーキを注文しました。タッチパネルだったで注文も楽でしたね笑

 

加工肉だった感じですが、美味しかったです。料理もすぐ来ましたし、他の料理も食べてみたいなと思いましたね。

 

心も身体も満足した日でした。

 

 

 

映画「ミステリという勿れ」について

土曜に観に行ったが、人がかなり多く、上映されている映画の中では一番成功しているのではないかと思う。

 

内容的にはコミカルなミステリーではあるが、終盤の犯人についてはゾッとさせられた。暗い場面とコミカルな場面の強弱がはっきりしていて、観やすかったものの、少しだれてしまう点もあった。

 

あとは最初の犯人が正体を表し、今後も主人公と一緒に行動するのだが、言動に少し違和感を感じたし、最後の犯人に至るまでの言動を信じていいのかという疑問も湧き、最後まで疑惑を持ち続けて見ていた。サイコパスが多い映画だった。

 

謎が残る映画ではあった。

うえののそこから「はじまり、はじまり」荒木珠奈 展について

東京都美術館で行われている荒木さんの展覧会に行ってきた。

 

時刻は17時半ごろで、美術館方面に向かったが、人が少なく、会館しているか心配になったので、電話した(笑)。

 

荒木さんの展以外にやってないので、少ないようである。

 

普段行かない、ギャラリーABCでやっているので新鮮だったが、何よりも会場が暗く独特な雰囲気に包まれていて、スタッフも多く、人が少ないので恥ずかしく感じたのが第一印象であった。

 

体験型であるので、触ったり、作品の中に入ったりと荒木さんの物語の一旦に入るのがメインテーマとなっている。

 

絵画もあり、難解ではなく理解しやすいものが多くあり、どれも楽しめた。

 

最後の空間全体をある一定の方角から眺めると、遠近法的な二次元的視覚体験を得ることができるのは実に新鮮で、ワクワクした。人も少なかったので近くにあるベンチに座ってぼーっと眺めることができた。

 

荒木展は面白かったが、少し恥ずかしさもあって、素直に楽しめなかったのが、少し残念であった。これはメンタル的な問題だけれど。