ブルーの日常ブログ

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台東区コレクション展―文化・芸術の杜 上野を巣立った芸術家たち―について

東京藝術大学美術館本館で開催された本展覧会であるが、入場料無料で人も少なく鑑賞がしやすかった。

 

この展覧会では、昭和56年度から、これまで40年以上にわたって、東京藝術大学の優秀な卒業作品の制作者に与えられる「台東区長賞」を受賞した作品群が展示されており、二次元に留まらず、三次元的な空間の広がりを持つ作品もいくつかあった。

 

森や自然をテーマにした作品が時代を通じて多いと感じ、作者の感性が赴くままに自由に描かれた作品が多く、作品を通して想像が膨らむ。

 

内面を表現した抽象的絵画も多く、赤や青を作品全体に投影した作品などもあり、作者の考えを読み取りやすく感じた。

 

中でも「かき」をテーマに作成された作品は立体的で迫力があり、興味深く感じた。

 

展覧会を通じて人も少なく没頭することができたと思う。

 

台東区コレクション展―文化・芸術の杜 上野を巣立った芸術家たち―